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内湯の入り口に掲げてあった温泉成分表。（クリックすると拡大表示） |
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内湯の入り口に掲げてあった温泉成分表。（クリックすると拡大表示） |
純日本式温泉が楽しめるマルイア・スプリングス
マルイア・スプリングス Maruia Springs は、南島の西と東を結ぶSH7(国道7号線)の中間付近に位置する温泉一軒宿だ。日本の風呂が懐かしくてしかたないという人には涙ものの日本式の温泉が整っている。
"Utaseyu" (打たせ湯)もある露天岩風呂と <Japanese Style Bath> とネーミングされた内湯がある。天気によって色が変るという硫黄を含んだ透明な湯で、露天風呂の温度は日本人好みのやや高め。
内湯はややぬるめで、つくりは日本のホテルの大浴場そのものでびっくりする。腰掛けと桶が用意されていて、「湯」「水」などと書かれた日本製のシャワーまでついている。
露天風呂は水着着用だが、内湯は体を洗う場所もかねているため、裸でかまわない。しかし聞いた話では、女湯のほうで、素っ裸で入っていったら、日本人を含むほかの入浴客がみんな水着を着ていて恥をかいた、なんてエピソードもある。ご注意を（笑）。
マルイア・スプリングがここまで日本式温泉にこだわっているのは、日本の温泉旅館が資本参加、運営しているからだ。日本の公式の温泉成分表まで掲げてあったのは、お見事としかいえない。
マルイア・スプリングスの露天風呂 露天風呂にある"打たせ湯"の説明書き マルイアスプリングス・サーマル・リゾート
= Maruia Springs Thermal Resort =
この マルイア・スプリング Maruia Springs には町があるわけではない。マルイアスプリングス・サーマル・リゾート <Maruia Springs Thermal Resort> という温泉宿がぽつんとただ一軒あるだけだ。施設内にバーと和食レストランがあるが売店はない。割高になるがガソリン給油も可能。
立ち寄り入浴はもちろん、宿泊もできる。宿泊施設としては、ホテルとしての部屋($95〜)と、キッチンのついたバックパッカーズ・ユニット($20)、テントサイト($11)の3種類が選べる。宿泊料金には入浴料が含まれていて、外来入浴だけだと$6（学割で$5）。（1999年度料金）
【2004年度追加情報】：
2004年1月1日に訪れた際には、日帰り入浴の料金が$10に値上がりしていた。また、キャンプサイトと風呂の間に高いフェンスが作られ、温泉へはレセプションを通らないと入れないようになった。そのため、テントサイトに泊った人は夜9時以降は入浴できなくなってしまった。夏場だと10時頃まで明るいため、星空を見上げながらの入浴ができなくなったのは残念。しかも2004年1月現在、バックパッカー棟は廃止になっている。1997年にはじめてマルイアへ行ったとき、テントサイトに泊まった。ニュージーランドのキャンプ場には、キッチン棟があって、冷蔵庫や電子レンジ・電熱器がついているのが普通だ。そのつもりで行ったら驚いた。キャンプ場には設備がまったくないに等しかった。整地されただだっ広い広場にエレメントが剥き出しの水道がひとつあっただけ。キャンパーが使えるキッチンや炊事場はない。トイレは露天風呂のを使えと書かれていた。
キャンパーバンで乗りつける人にはいいのだろうが、モーターキャンプのつもりで来たふつうの旅行者は炊事をどうしろというのだろう？ ぼくはたまたま持ってきていた自分のクッキング・ストーブを使って夕食を作った。完全に原野でのキャンプと同じスタイルだ。作った料理を食べるベンチすらない。
ニュージーランドのキャンプ場事情を考えるとちょっと納得できなかった。$11で入浴料込みというからにはそんな贅沢なことは言えないのかもしれないが。
バックパッカーズ・ユニットについてもいろいろウワサは聞く。ホテル・ユニットに関しては非の打ち所がなくすばらしいというが…
マルイアのキャンプサイト：整地された広い土地を開放しているだけ。（2000年3月撮影）
なんだかんだいっても、マルイアスプリングスの温泉自体は文句なしに良い。クライストチャーチから190キロくらいなので、車で2時間ちょっと。日帰りも可能だ。バスだとネルソン Nelson 行きが途中で停まるという。
Maruia Spring Thermal Resort
State Highway 7, Lewis Pass
03-523-8840
日本語問い合わせ：03-358-5390
9:00am - 9:00pm
$10.00 for adults, $5.00 for Child, $7.00 for Senior
Private Spa Units 11:00am - 5:00pm ONLY
$30.00 per hour PLUS $10.00 Key Deposit
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制作・著作 秋場 研 http://homepage2.nifty.com/treknz/ e-mail : AKIBA_Ken |
