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ワナカ、とてもいいところでした。四日間いたのですが
アクティビティーは一つもせずただただ湖畔で目の前に広がる
美しいものに一日を費やしていました。本当にいいところでしたね。
私のたびを締めくくる最後の場所としては本当に最適の場所だったと
思います。
さて、実は私はそのワナカでものすごい奇跡を湖畔で何度も目の当たりに
してしまったのです。もしよろしければ
秋場さんのホームページの片隅にでもその奇跡を載せていただけたら
と思ってメールしました。
そして、その奇跡とは、一度きりのものではなく、毎日当たり前のようにある、
しかし誰も気づいていなかったものなので、これからワナカへ行く日本人に
充分知る価値があるものなのです。
まず一つ。条件は夜。そして風がなく水面がそれほど揺れていないこと。
以上の条件が重なれば、このような自然現象が起こります。
空には星がたくさん輝いています。しかし、
水面にはそのたくさんの星と月に対し、月影とたった一つだけの
星影が映るのです。これは正直スペクタクルとしか言い様がなかった。
まるで、日本の織姫と彦星のごとく、月と星が水面で二人きりになって
デートをしているかのような。星影が湖にあのように美しく映るだけでも
稀なこと。それにまして傍に月まではっきり映ってそれでいて
他の星は一切映っていない。
ワナカの人はみんな夜に湖に出ないので、これはそう知っている人は
いないでしょう。
そしてもう一つ。これはもしかしたら知っている人が沢山いるかもしれないですが
ガイドブックの類にはなく、そして載せるべきものです。
条件。夕暮れ時、太陽が湖の向こうの山に差し掛かったあたりから
20分間だけ。見所はインフォメーションセンターの前の水辺がベスト。
太陽が山の向こうに沈んだとき、太陽光の筋だけが山の奥から上に
向かって線を描くのがはっきりと見えるのです。それも三本ほど。
これは山がオーラを放っているとしか言い様がない
それは素晴らしいスペクタクルロマンでしたよ。
これが私がワナカで発見した最も素晴らしいものでした。
ワナカは湖が奇跡を起こす町、そう私の中では位置付けられています。
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