■自転車旅行者が世界各国から集まるニュージーランドどういうわけだかニュージーランドは自転車旅行者が多い。日本はもちろん世界各国からサイクリストが集まってくる。 でもモーターバイクで走っていて思ったけど、ニュージーランドの道は決してサイクリスト・フレンドリーではないと思う。 モーターバイクのページでも書いたように、ニュージーランドの道は走りやすいようにという配慮があまりされていなくて、自然の地形そのままに道路が作られている。意味もなく繰り返す激しいアップダウンで、サイクリングにはさぞかし大変だろうなと思う。 でも、なぜか自転車乗りが多いのだ。 オーストラリアとは違って100キロ弱も走れば集落があるというのが大きな強みなのかもしれない。きつさはあっても、命がけという深刻さはまずない。 自転車ツーリストが走る路肩には、削れたアスファルトがたまっていてあまり路面コンディションは良くない。また道路自体を断面でみるとアーチ型を描くような形になっている。それに側溝があったりしてちょっと危ない。 なによりチャリダー（自転車旅行者：サイクリスト）たちを悩ますのは「モーターウェイ motor way」の存在。これは自動車専用道路で自転車は通ることができない。モーターウェイのある場所は限られている。オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、ダニーデンの近郊にあるだけだけど、主要道路から街に入る直前部分がモーターウェイになっているために、自転車旅行者たちはそれらの街の出入りに苦労している。 その部分だけバスを使うというのがもっとも簡単な手段。ニュージーランドのバスは自転車を解体せずにそのまま乗せられる。 なにがなんでも自転車で行きたいという人は苦労して迂回路を探しているようだ。だいたいがひどい遠回りになってふつうの何倍もの時間と労力を使うことになる。 ■チャリダー（自転車旅行者）御用達のガイドブックぼくは自転車旅行の経験がないので、あまりろくなことを書けないんだけど、とりあえず、自転車旅行者向けのガイドブックの紹介をしておく。   
Pedallers' Paradise という冊子で、Nigel Rushton という人の個人出版物らしい。主要道路のアップダウンのチャートや途中の小さな町の情報（食料調達、宿など）が載っていて、自転車旅行者の多くがこの冊子を持っていた。一種のバイブル的存在だったように思う。 北島編と南島編に分かれていて、ニュージーランドの主要な本屋やインフォメーション・センター（i-site）で購入できる。日本では東京のニュージーランド政府観光局にサンプルが置いてあった。 ニュージーランド観光局にあるサンプルの表紙裏には手書きの日本語で、通販可能と書いてあった。南島、北島それぞれ日本円で1,000円。注文は日本語でＯＫ、下記住所へ送金すればいいらしいけど・・・。 日本語ページおよび日本語での連絡先もあるようです。 最近では amazon を通しても手に入る  ようになったようです。
【ＮＺ自転車旅行関連サイトへのリンク】ニュージーランド・自転車旅行記： Pushbiking in New Zealand 追加情報： |
という自転車旅行ガイドブックが発刊されました。ロンリープラネットのトランピングガイドなどと同様、かなり使える本です。安宿情報や補給地データも充実で、一般流通ルートに載っている本としては唯一のニュージーランド・サイクリング情報源になります。オンライン書店の 