◆ トランピング・ギア　〜レンタル料金一覧

初心者にはレンタルが便利

前項では、トランピングの道具は日本から持参した方がいいとアドバイスしました。しかしそれは日本でも山歩きをしていた人、もしくはニュージーランドで本格的にトランピングをしようと考えている人の場合です。

「せっかくだからニュージーランドでトレッキングを経験してみたいなぁ」程度であるなら、わざわざ道具を買いそろえなくても、現地のレンタル・サービスを利用した方が便利かも知れません。

アーサーズ・パス Arthur's Pass やクイーンズタウン Queentown 、テ・アナウ Te Anau など、トランピングのベースとなる町にはたいていレンタル・サービスを行なう店があります。

レンタルでは実際どの程度の価格で借りられるのか、参考までに手元にあったテ・アナウにある Bev's Tramping Gear Hire の料金表を提示しておきました。

私は1998年に3人のパーティでミルフォード・トラックを歩いたときに、この会社を利用しました。そのときに借りたのは、調理用の大きなナベと、友人が使ったレインウェア。レインウェアは Fairydown 社製のゴム引きタイプだったように記憶しています。身長150cmくらいの小柄な女の子だったので、ぴったりのサイズがなく、かなり裾を織り込んで使っていました。小柄な人はレンタルでぴったりのサイズを探すのは難しそうです。

「ニュージーランド旅行のついでにミルフォード・トラックだけは歩きたい！」といった場合には、"GREAT WALKS PACKAGE SPECIAL"というプランが便利です。$80で、必要なものは靴以外なんでも借りられるということなので。ザック、寝袋、ナベ、レインウェア、懐中電灯など最低限必要なものの他、スパッツ(GAITERS)、杖、ザックカバー、帽子なども必要に応じて選べるようです。

いまここで紹介した会社はテ・アナウにあるレンタル専門店ですが、他の地域の場合、スポーツ用品店やバックパッカーズがレンタルサービスを行なっていることが多いようです。アーサーズ・パスの場合は Mountain House というバックパッカーズで取り扱いしていたのを知っています。

またクイーンズタウン Queenstownでは、郵便局の向いにあるアウトサイドスポーツ Outside Sports というお店でレンタルを扱っているようです。ここでは日本語メールでの問い合わせも可能です。(http://www.outsidesports.co.nz/jp/)

そのほか個々の情報は、その地域のＤＯＣオフィスや、インフォメーション・センターに問い合わせてみてください。ちなみにレンタルのことを、現地ではハイヤー（hire）というのが一般的です。