「ニュージーランド・トランピング＆温泉情報」 ＦＡＱ ４

　アメーバ性の髄膜炎（Amoebic meningitis）はとっても珍しい病気です。これまで世界で約180例報告されてますけど、ニュージーランドでの事例は10件だけです。最近では2000年5月発生の死亡例がいちばん新しいはずです。

　絶対にかかりたくなければ、温泉に入らないのがもちろんいちばんですが、可能性は、道を歩いていて交通事故にあうよりは絶対に低いです。ちなみに私の場合は、注意点は心得た上で、それ以上はほとんど気にしません。

　原始温泉って、大地の息吹というか、コマーシャル化された温泉では感じることのできない自然の力をダイレクトに感じることができる最高のものだと思っています。せっかく地熱地帯のロトルア周辺に行くなら…、と思ってしまうのですが、まあ、各個人の考え方ですよね。

　少なくとも病気については知った上で入るべきでしょうね。
鼻や耳から感染するから、顔は湯につけない。飛沫に注意する。飛沫という意味では、Kerosen Creekの滝のあたりは要注意かも。あとTaupoの方も、かなりの勢いで水が流れてきてますし。

　いままでの例だと死後に解剖してようやく原因が特定されたというパターンが多いようです。風邪と間違えられやすいのが原因。だから、やっぱり、入浴後1週間くらいの間に、発熱、頭痛、吐き気があったら、病院へいって、hot springs とかamoeba という単語くらいは伝えた方がいいかも。

　頭の片隅に入れておいた方がいいけど、そんなビクビクしながら入る必要もないと思いますよ。けっこうみんな平気で湯で顔を洗ったりしてますから。世界広しといえどこれまでにたった180例ですしね。

　ぶらぶらと町歩きをしているだけでも10軒くらいはすぐに見つかると思いますよ。ただあまり観光客がいかないちょっとはずれたところに密集しているところもあるので、インフォメーションセンターなどでその地図を手に入れて計画的にまわった方がいいかも知れません。

　扱っているものというのは、その店の個性によってずいぶん違うものですが、多くの場合は雑貨屋風というか、価値あるものもないものも一緒くたに並べられているタイプの店が多いかもしれません。あまり整理されていないだけに、掘り出し物が多いというのも事実。

　私は一般的なアンティーク業界のことはまったくわからないので、そのなかでのニュージーランド市場の位置づけもよくわかりません。ただ、ニュージーランドから帰って日本のアンティークショップをまわってみたとき、あんな安かったのが、日本ではこんなに価値があるのって驚くような場面が多かった印象があります。

　それと「なんでも鑑定団」だったか、なにかは忘れましたが、大橋巨泉がニュージーランドに関して「買付市場としてはあまり知られていないから、実は隠れた穴場だ」と言っていたのを聞いた記憶があります。

　＞また、イギリスのように定期的、例えば週末ごとに
　＞蚤の市が開かれていたりするのでしょうか？

　イギリスの事情がちょっとわからないのですが、ニュージーランドでも週末毎にあちこちでマーケットが開かれています。街の真ん中付近でもやってますが、そこは観光客向けというかんじで、おみやげ物が中心。

　でもちょっと郊外にいくといろいろおもしろいところがあります。私が住んでいたリカトン Ricarton という地域には大きな競馬場があったんですが、そこでは毎週末に大きなマーケットが開かれ、実にいろいろなものがありました。

　そこでいちばんの掘り出し物はスージークーパーのケーキ皿です。多少汚れがあって単品でしたが、$4という値段。いまの相場はわかりませんが200円くらいでしょうか。

　リカトン地区は町の中心からバスで15分程度の場所ですので、行ってみるのもおもしろいかも知れませんよ。

　ただイギリスのように（？）骨董を専門に扱うのみの市のようなものの存在はあまり聞かなかった気がします。ごめんなさい。その辺は情報不足でイマイチ不確かです。