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ニュージーランド・トレッキングの大きな魅力は快適な山小屋(Hut)が充実していること。山小屋泊まりの魅力を知ったらやみつきになること間違いなし。山小屋デビューに最適なラクスモア・ハット(Luxmore Hut)1泊2日の旅をご紹介します。
湖を見おろすロケーションに建つラクスモア・ハット Luxmore Hut / Kepler Track
ラクスモア・ハットは、ケプラー・トラック (Kepler Track) の1泊目の山小屋にあたります。テ・アナウの町のちかくにある3泊4日のトレッキングコースで、ニュージーランドの中でも特にすばらしいとされている The Great Walks に選ばれていますが、予約がいらないので気軽に歩けます。全部歩くのではなく、1泊2日でラクスモアハットの往復して、小屋の雰囲気を味わおうというのが今回のコースです。
テ・アナウの町から湖沿いに歩くこと40分。ケプラートラックの入口に到着します。そこからは本格的な森に入り、右手に Lake Te Anau を眺めながら気持ちのよい森林浴が続きます。聞こえてくるのは森に響くベルバードの声と木々の間を流れる風の音。Brod Bayからトラックは本格的な登りになります。勾配はきついですが、道はしっかりしているので迷う心配はありません。つづらおりに高度を稼いでいき、やがて振り返ると遙か眼下に湖の姿が。ずいぶん登ってきたなという感慨もひとしお。今度は「老人の顎髭(Old man's beard)」と呼ばれる不思議な苔が木々にぶら下がる幻想的な森の景色に変わります。
ここまでくれば森林限界までもう一息。いきなり視界が開けると、そこにはタソックと呼ばれる草原のなだらかな台地が待っています。苔むした森から一変して大パノラマへ。この変化もおもしろいところです。
タソック帯を40分ほど歩くと、湖を見下ろす斜面にたっているラクスモア・ハットに到着です。ラクスモア・ハットはこのあたりで気軽に泊まれる小屋の中ではベストともいうべき豪華さ＆ロケーション。60人泊まれる大きな小屋で、調理用ガスストーブ、水洗トイレが完備されています。
荷物をおいてベッドを確保したら、ちかくにある鍾乳洞(Luxmore Cave)に行ってみるといいでしょう。深さが1キロ以上はあるという本格的な鍾乳洞が口を開けています。さらに時間があまったら小屋でお茶でも沸かしてのんびり日光浴。湖を見おろす斜面に建つ小屋からの眺めはすばらしく飽きることがありません。
翌日、下山するまえにぜひ行きたいのが Mt.Luxmore です。小屋からさらに登ること1時間半。1472mのピークに立つと湖に浮かんだ雲を眼下の望めて、気分はまるで天上人。無理はせずとも、ラクスモア・ハットでのんびりと過ごすだけでも十分に満足できるはず。デイウォークを卒業してもうちょっとレベルアップしたいという方、ぜひ手始めに ラクスモア・ハット Luxmore Hut をおすすめします。
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